「風の時代」っていう言葉をご存知ですか?
ひとことで言うと、200年に一度起こる大きな星の動きです。
今までは、「土の時代」と言われてきました。19世紀ごろからです。
それが2020年ごろから変わり、土→風の時代へと変化しています。
そもそも土とか風の時代ってなんなのか、そしてこれからどのように考えていったらいいのか…というところを抑えておくと、これからの時代をラクに生きていくためのヒントになるのではと思っています。
風の時代とは?土の時代との違いはなんだろう

土の時代と風の時代の違いは、下記です。
土の時代の逆を行ったのが、風の時代って感じなんですね。
- マイホーム・マイカー
- 貯金・貯蓄
- 終身雇用
- 比較・見栄
- シェアリング
- 投資
- 副業
- 自分軸

なんとなく、「あぁ〜確かに」と感じた方も多いのではないでしょうか?
今まではマイホーム・マイカーがステータスとされていたり、結婚、子供を持つこと、などなど、そういった「当たり前」というものが、これからの時代では「当たり前ではなくなる」といった感じになっていっています。
ミニマリストという概念が流行り、マイホーム・マイカーに興味がわかなくなった方もたくさんいますよね。
これからの時代は、物を所持するというよりも、「シェアリング」をして賢くツールを使っていく、というところに焦点が当てられると思います。
また、貯蓄ではなく投資をしたり、終身雇用に期待せずに副業をしたり、見栄を手放して自分軸で生きたりと、
これからは「風」みたいに流れるような時代になってくるのかなと思います。
そんな時代をこれからどう生きていったらいいのか?というヒントをお話していきますね。
風の時代を生き抜くためのヒント5つ

- シェアリングを活用する
- お金をかけない遊びを探す
- 会社という場所に囚われない
- 貯金よりも投資をしてみる
- 他人軸ではなく自分軸で生きる
約200年間続いた土の時代から、2020年を機に風の時代へと変化しています。
今まで土の時代を生きてきた私達にとって、ちょっと不安だなと思ってしまったりもしますが、
少しずつ時代に慣れていくようにすれば、怖すぎるってこともないかと思います。
風の時代を生きるためのヒントを5つに分けてお話していきますね。
シェアリングを活用する
今までって、当たり前のように物を所持してきましたよね。
でもこれからは、できるものはシェアリングすることをおすすめします。
要するに、「借りれるものは買わずに、借りる」ということなんです。
- 同居人とPCをシェア(アカウントを分けよう)
- カーシェア・自転車シェア
- レンタルクローゼット(洋服のレンタル)
- レンティオなどで家電をレンタル
- 家具をレンタル
…このように、今はレンタルできるサービスもありますし、ひとりひとりがPCを持たなくても、アカウントを分けることでひとつのPCで済んでしまうこともあります。
今までって物を買ったり持ったりすることが当たり前で、しかもそこに「見栄」みたいなのも存在してましたよね。
でも今は、そんな見栄よりも、「その物を使って何がしたいのか?」というところが重要なんですよ。
買って満足じゃなくて、物はあくまでツールに過ぎなく、「使いこなすためなら、別に所持じゃなくてもいいよね」ということなんですよね。
お金をかけない遊びを探す
今までは、お金のかかるレジャー遊びが多かったように思えます。
「遊ぶためにはお金がないと…」と思っていたのではないでしょうか?でも、これからの時代は、なるべくお金をかけずに、たのしく遊べることが理想です。
例えば、私の場合は下記をよくやっています。
- VOD
- 散歩
- 読書
VOD(ビデオオンデマンド)は、ネットフリックスとかです。Youtubeなんかも娯楽に入りますよね。
月々2,000円くらいで、かなりの数のドラマ・映画・アニメが見られます。一生かけても見きれない数があります。
昔はそれこそ映画館で高いお金を払ったり、ツタヤとかにレンタルしに行ったりとかでしたが、今は月数千円だけで、自宅にいながら24時間楽しめちゃいますよね。
すごくコスパの良い遊びだと思います。映画好きにはたまらんですよ。
また、読書もKindle Unlimitedを使うと月980円で読み放題できますし、ぶらぶら散歩するだけでも良い趣味といえる気がします。
今ってお金をたっぷりかけなくても、遊べることってたくさんあるんですよね。
ちなみに、今私が書いているこのブログなんかも、趣味の延長線っていう感じです。コストは月千円くらい(サーバー代のみ)。

会社という場所に囚われない
今は終身雇用ってあんまり期待できなくなっている世の中で、しかも副業も解禁されました。
土の時代では、終身雇用が当たり前で、会社が従業員を守るんだ!っていう感じだったと思いますが、
今って悲しいことにそんな感じではないですよね…。
でも、悲観的になりすぎることもないかと思います。
むしろ、自分に合った副業を見つけることで、生き生きできるかもしれませんし。
逆にいつまでも「終身雇用で…社会保険完備で…子育て制度もあって…なにかあったら助けてくれる…」なんて思っていると、これからの時代を生き抜くには難しいのではないのかな、と思います。

特に男性にとっては「会社」が一番の居場所だったから、定年退職をしてしまうと、家庭内に居場所がなくて辛い…という話しもよく耳にします。
でもこれからの時代それじゃいけないんです。
会社は二番目。一番目は、自分。自分の家だったり、家族だったり、趣味だったり、とにかく会社以外のものです。
土の時代を長く生きてきた人々にとって、「会社が一番、プライベート二番目」みたいな幻想がなかなか拭えないものですが、
それだと、「会社」が上手くいかなくなってしまったときに、もぬけの殻になってしまいます。
会社というものに囚われすぎず、会社に守ってもらおうという淡い期待も捨てて、自分の足でしっかりと歩んでいく覚悟が必要になってくると思います。
貯金よりも投資をしてみる
土の時代は貯金が重要視されていました。銀行に預けるだけでお金がたくさん増える時代もありました。
でも、今では銀行に預けただけではお金は増えていきません。
そこで政府は、「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げましたよね。
つみたてNISAとかそういったものが登場しました。
銀行に預けておくよりも、投資をしたほうが良いのがこれからの時代なんですね。
また、今までってお金はばくぜんと、「貯めておけば良い」みたいな概念があったと思いますが、これからの時代はそういうものでもないと思います。

- なぜお金を貯めているのか?
…と問われたときに、パッと答えられる人は少ないと思います。だいたいが、老後のためだったり、失業時や病気をしたときのため、といった回答なんだと思います。
でもそれって言いかえると、「お金さえあれば何とかなる」と思ってしまっているのではないでしょうか。
確かに間違いではないですよね。ないよりかは、あったほうがいい。
ただ、言葉通り「貯める」という行為だけし続けると、「今」というときに投資することができないんじゃないかなと思います。
- 老後、健康でいるために、「今」ジムにお金を払って通う
- 失業に備えて「今」お金を使って資格勉強をする
- 病気をしないためにも「今」少し高くても良い野菜を買うようにする
…などなど、今現在に投資をすることも大切だと思います。
他人軸ではなく自分軸で生きる
マイホーム・マイカーがステータスだった頃は、家庭を持ったり、子供を産んだりすることも当たり前でしたよね。
でもそれって、「他人の目」の評価があるからこそ、やってきたことなのではないでしょうか?
マイホームを建てて一人前に見られたいとか、高いクルマを乗ることに優越感を覚えるとか、子供がいないと変に思われる、とか…
これからはそういう時代じゃないと思うんです。
十分な資産や経験がないのに、子供は結婚したら産むのが当たり前だと思っていると、子供が不幸になる可能性も高くなるように思えます。
「愛があったから」と言い訳もできますが、やっぱり子供を育てていくうえでは十分な知識や資産、また心の余裕もとても大切になってきます。
「結婚したから産む」という流れを無意識に行うのではなく、「準備をしてから産む」だったり、むしろ「産まない」という選択肢もこれからの時代はアリだと思います。

私たちにも子供はいません。じゅうぶん幸せです。
世間に判断されるためのマイホーム・マイカー・マイチャイルドではなく、「自分たちが欲しいと心から感じたから」で判断していかないと、余計なローンを抱えてしまったり、子供を不幸にしてしまったりすると思います。
生まれてくる命に正解も間違いももちろんありませんが、生む前からじっくり考える時間というものを持つことは、これからの時代は可能ですし、そちらのほうが良いんじゃないかなと思います。
まとめ
土の時代で約30年ほど生きてきた私にとって、「風の時代」は不安もありますが、同時に喜びも感じています。
特に、シェアリングについては画期的だなって思ってます。「持つこと」ではなく「使うこと」を目的とできるし、出費も抑えられ、身軽でいられますからね。
土の時代というと、「買わなきゃ」「持たなきゃ」という、どっしり構えておかなきゃ、みたいなプレッシャーが常にあったと思うのですが、今は風の時代。
それこそ、風のようにびゅ〜びゅ〜流れていくものです。向かい風って進むのが厳しいですが、追い風だとラクですよね?
「根性論」とか、「努力」が重視されてきた今までですが、そんなことをしても自分が辛くなるだけです。向かい風には乗らない。やんだら歩き始めたり、ときには追い風に乗ったほうがラクです。
ただ、こう書くとちょっと風の時代って無責任さも感じますよね。
所持しなくていいから責任もあんまりなく、結婚もしない、家も車も子供も持たない…みたいな。
でもこれって、「考えなくてもいい」ということではないですよ。
自分の頭でしっかりと考え、判断します。何を流すのか、何をやるべきなのか。メリハリをつけることが大切です。
もちろん今まで根性論で解決してきたことを手放せば、自分はとてもラクにはなりますが、その分得られる成果も少なくなります。
そこをどう、自分を腑に落とすことができるか。といったことも大切ですよね。
風の時代は、「上手にあきらめをつけていくちから」を身に着けていくことが、大事なんではないかな、と私は思っています。
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