「嫌われよう」「ポンコツのままでいい」などのタイトル本を鵜呑みにしすぎるとヤバい理由

最近、いろんなタイトルの本を見かけます。

その中で、特に目につくのが、辛い気持ちに共感してくれるようなタイトルのもの。

例えば、

  • 嫌われてもいいんだよ〜
  • ポンコツのままで生きていいんだよ〜
  • 歯は磨いちゃだめなんだよ〜
  • お金は増やさなくてもいいんだよ〜

…こんな感じのもの。(※正式なタイトルではありません)

こういうのって一見、すごく読みたくなりませんか?

「え?!嫌われてもいいの?!」「え?!歯を磨かんくていいの?」…といった、「あなたは無理しなくてもいいんだよ」という気持ちを引き出すような題だからなんですよね。

しかしながら、このタイトルだけを鵜呑みにしても、いけないと思います。

このページでは、なぜこういったタイトルの本がやばいのか?読んではいけないのか?…といったところをお話していきますね。

こういった、本のタイトル通り生きようとしている方は注意してほしいと思います。

目次

本のタイトル通りのことを鵜呑みにしすぎるとヤバい理由

  • 嫌われてもいいんだよ〜
  • ポンコツのままで生きていいんだよ〜
  • 歯は磨いちゃだめなんだよ〜
  • お金は増やさなくてもいいんだよ〜

…と、こういったタイトルの本が増えてきたなと感じています。

実際に、こういったタイトルは人間の心理に深く漬け込んでいるからこそ、「読みたい!」と感じるんだと思います。

だって、今までは「嫌われないように…」「しっかり生きなきゃ…」「夜は歯磨きを…」「お金は増やすべきだ…」と思って生きてきたわけですよね。

それと反対の言葉が書かれたタイトルの本、気にならないわけがありません。

ただ、これらの本が悪いというわけでもないです。が、きちんと中身を読むようにしましょう。

タイトルだけじゃなく、内容もしっかり理解しないといけない理由を説明していきますね。

本のタイトルだけ読んで満足…は良くないよ

ちゃんと読もう。

例えば先程挙げた、「歯は磨くな〜〜」みたいなタイトルの本。

歯磨きが面倒くさい人からしたら、「おっ!」とちょっとうれしくなるようなタイトルの本ですよね。

実はこれ中身を読んでみると、本当に歯を磨くなというわけではなく、「歯にはエナメル質があるので、強く磨くなよ。そして、表面を磨いても虫歯は防げないゾ。だから、フロスもしっかり活用しろよ!」…といったようなものです。

タイトルだけ見て「そっかぁ、いいんだぁ!良いこと聞いちゃった〜」とルンルン気分でいる方は、要注意なんですね。

ようするに、タイトルは本の内容を理解してこそ。

「強く」磨くな・「フロスやれ」…といったことが、タイトルからは抜けちゃっているため、タイトルだけ見ても内容とは相違があります。

さらに例えを挙げてみると、下記の「嫌われる勇気」というタイトルの本。

著:岸見 一郎, 著:古賀 史健
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こちらも、タイトルだけ見ると、今生きづらさを感じている人が「他人からは嫌われてもいいのか!よっしゃ!やりたい放題やるぞ!」と、ちょっと勘違いしやすいようなタイトルになっている気がします。

これも内容を読んでいくと、「人の目ばかり気にせず、自分のことやりたいことをやりましょう。その上で、他人から嫌われたとしても問題はないでしょう」…といった内容になっています。(あくまで私の解釈ですが)

ですので、「嫌われるといいんだぁ!じゃ、人にもう気を使わずに、人の嫌がることもバンバン言っていこ♪」といったふうに、考えてしまう人も少なくないんじゃないかな…と思ってしまったんですよね。

しかし、本来なら人生では、人から好かれていたほうが確実に生きやすいと思います。

なので、本のタイトルだけ見て勘違いしたまま、それを実践していってしまうと、「なんか違うな」と混乱してしまう気がするんですよね。

これが、本のタイトルだけ見て鵜呑みにしちゃいけないんだよっていう理由になります。

では、どうしたらいい?タイトルに釣られないためにも

じゃ、どうしたらいいんでしょう?こういったタイトルの本は読んじゃいけないの?って思うかもしれませんが、

全然そんなことはありません。

むしろ、こういうタイトルで気になった本は、きちんと中身を読破しましょう。

つまるところ、「タイトルだけ見て満足するのではなく、内容をしっかり確認しましょうね」ということなんです。

先程挙げた「嫌われる勇気」。こちらはアドラー心理学というものを題材にして語られていますが、

すべて読みきったわたしからしたら、タイトルだけ見てもまったくさっぱり。内容とタイトルに相違がありすぎると感じています。

ですので、ちょっと目につくいい感じのタイトルの本があったとしたら、買って読みましょうね。

本は、あなたの人生の責任をとってはくれません

本のタイトルの付け方をご存知ですか?

わたしもすべて知っているわけではないですが、本というものは売るためにもタイトルは本当に重要なんですよね。

だからこそ、人が「あっ!」とか「おっこれは!」と思うようなタイトルを付けなければなりません。

よって、本のタイトルの付けられる意図は、「注目されやすいタイトル」となります。

これには人間の心理が関わっていて、例えば「お金 増やす」といったキーワードの場合は、

  • お金を増やそう
  • お金は増やすな

…といったタイトルになったとしたら、後者のほうが目にはつきやすいんですよね。

たぶん、固定概念をガツーン!と叩かれたような感じのタイトルのほうが、心に響きやすいんでしょう。

「え?!だって、お金って増やすべきでしょ?増やさないってどゆこと?これは、なにかすごい裏技が書かれているに違いない…」と思ってしまうのでは。

実際にこういった本には、本当に増やさないでねっていうことは書いておらず、「現金は増やさないでね、その代わり、投資として使ってね」みたいなことが書かれています。

やっぱり、中身を読まないとわからないですよ。タイトルだけ鵜呑みにして、良くないことになってしまっても、本はあなたの人生の責任はとってくれません。

まとめ

最近、固定概念を打ち壊すような感じのタイトルの本が増えてきたなと感じています。

  • もう、あなたは頑張らなくていい
  • ポンコツになっちゃっていい

…みたいなタイトルにだけ反応し、それを実践してしまうとただのおかしな人、もしくは損するような自体が起きてしまうと思います。

本は売るために、少し過剰なくらいのタイトルを付けなければなりません。

別にこういった本が悪いというわけではなく、実際に読んでみると良い内容のものばかりです。

なので、きちんと内容を理解してこそのタイトルだと言えます。

本の中身には、タイトル以上に重要なことが確実に書かれてます。

ですから、タイトルだけに釣られずに、中身をきちんと理解することが絶対に大切になっていきますよ。

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