「他者中心で生きている人」とは、どういう人なのでしょうか。
それは、ひとことでいえば
他人からの反応だけで生きている人、です。
「周りは自分のことをなにひとつわかってくれない」とか、
「周りがこうしてくれなかった」…などと、愚痴を言っている人に多いタイプです。
「言わなくてもわかるでしょ!!!」と切れている人も中にはいます。
今回はそんな人を解説していきます。(対処法もあり)

この記事を更新しているクボヒロと申します。
夫婦でミニマリスト、現在はURで質素にくらしています。
ミニマリスト7年越えをいかした情報を発信中
「他者中心」で生きている人の特徴

他者中心で生きている人は、「他者からの反応」を中心にして生きています。
自己アピールが苦手とも言えるでしょう。
ほかにも特徴があります。↓
①「周りが悪い!」という被害者意識が強い
「他者中心」で生きている人の特徴、まずひとつめとして…
そういう人は、よく「周りが悪い!」というような内容の愚痴をよく喋っています。
ようするに愚痴が多いのです。
自分の不幸は周りが作っている、という「外的要因」を強く感じるようなので、
自分が失敗したりするとその非を認められなかったり、他人のせいにしやすいので、結局のところ同じような失敗を繰り返ししていることも多いのです。
②他人をコントロールしようとしている
「他者中心」で生きている人の、ふたつめの特徴として…
こういう人は、「他人が自分になにかをしてくれるだろう」と、つねに他人に期待をしています。
だからこそ、他人が自分の思い通りに動いてくれなかったときには、怒りや悲しみといった態度を表します。
周りの人がきっぱりとした態度を取っているのならいいのですが、
その怒りや悲しみに応えようとして、消耗してしまう人が中にはいます。

疲れちゃいますよね…
それが、「他人をコントロールする」という作戦なんですね。
ただこれは、本人は無意識に行っていることが多いです。
③感情的になりやすい
「他者中心」で生きている人の、みっつめの特徴として…
「感情的になりやすい」ということが挙げられます。
すぐに怒ったり、悲しんで泣いたり、疲れて無気力になっていたり、ということが多く見られます。
「言わなくてもわかるでしょ!!」と切れてきたり、「なんで言わないと分かんないかな…」と心の中で思っていて、ムスッと不機嫌になっている人もいますね…。
「私ばっかりがんばっている、損している」とか、
「周りが私の思うように動いてくれない!」とかで、イライラすることが多いようです。
どうして「他者中心の人」が爆誕するのか?

他者中心で生きている人は…「他者依存心が強い人」なんです。
- 他人に甘えている
- 他人に期待している
- 他人がなんとかしてくれる
- 他人は自分の一部でもある
…こんなふうに、言わなくても心のどこかで思っていて、それが態度となってあらわれているんです。
「アドラー心理学」でいうと、自他との境界線が甘い、いわゆる「課題の分離」ができていない状態になります。
「他者中心」の人生で、楽しいことはなにひとつない

他者中心の生き方では、「自分は損する!」と思い込んでしまうし、相手にも依存するため疲弊させてしまい、なにひとついいことがないのです。
- 言わなくても、やってくれるよね(分かってくれるよね)
…っていうのは、ただの押しつけです。
「なんでやってくれなかったの?」「言わなくても分かるでしょ!」といった事態に発展しやすくなって
本人も損したと感じるし、言われた側も疲れます。

いいことなさすぎる。
言ってお願いすればいいのに、言わないんですよね。で、あとから切れる。
これって多分、
- 言っても分かってくれない思っている(相手をバカにしてたり、信じられない)
- 言って、断られるのが怖いと思っている
- 言うことが恥ずかしい(お願いが言えない)
…という心情があると思うんです。
「他者中心」で生きている人の標的にならないための方法

距離を置く
他者中心で生きている人は、愚痴が多かったり、他人をコントロールしようとする気持ちがつよめ。
そういう人を真っ向に相手にしようとすると、どんどん消耗して疲れてしまいます。
なので、「距離を置く」。これがいちばんいいです。
そういう人は、なかなか「自分が変わらなきゃ」という気持ちがないため、改心させたいという行動は無駄に終わる事が多いんです。
愚痴は聞かないで右から左へ。
コントロールされそうになったと感じたら、逃げたり、「自分はそう思わない、したくない」などとはっきり言うようにしましょう。
はっきりと注意をする
他者中心で生きている人は、他人を無意識にコントロールする傾向があるので、
そういう人には毅然とした態度を取ったほうがいいんですよね。
思い通りにならないと怒りや悲しみといった感情をぶつけてくるので、ついつい、「こちらが悪いのかな」とか、「こちらが改善しないと…」などと、対応してしまいがち。
でも、そういった態度をとっていると、相手としては「しめしめ」なんですよね!
自分は改善しなくてもいいんだ。だって相手が改善してくれるんだもんねーーー
…という感じで、むしろ、そういった人を調子に乗らせてしまう原因にもなってしまいます。
なので、きっぱりと注意をしたほうがいいんです。例えば…
- それはあなたが失敗したのだから、あなたの責任だよね
- そんなふうに感情をぶつけられると、こっちも悲しいな
といったように、言うようにします。
「あなたの失敗は、わたしは責任はとれないよ」というきっぱりとした言葉や、
「わたしはあなたに感情をぶつけられて、悲しい」などといった、自分の気持ちを伝えることが大事なんです。
まとめ
他者中心で生きている人を、変えるのは無理だと思います。
外的要因だけが原因と思い込んでいると、そういう人になっちゃいますよね。
自分でコントロールできることは、しようよ。
って思うんですけどね。
「すべては自分で選択したことであり、自分の責任なんだ」と思えるようになれれば、
他者中心でなくなりますし、「損する」だなんて思うことも減ってくるように思えます。
だから、他者中心の人は、実は「無責任な生き方をしている」とも言い換えることができるんですよね…。
ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、
「他人がああしたの!こうしたの!」なんて思ってても何も変わりません。
それよりも、「自分はこうします。ああします。」と、自ら選び、責任を取っていく方法でないと、
これからも「自分ばかり損した!」ということは一生続いていっちゃいます。

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