ずっと気になっていたThe Elder Scrolls V: Skyrimを購入しました。(ニンテンドースイッチ版)
正直、昔出たゲームにしてはあんまり安くないし、エルダースクロールの過去作も全くやったことがないので、購入するのに数日間悩みました。
とりあえず一週間、がっつりプレイしてみた感想を書きます。
The Elder Scrolls V: Skyrimとは
『The Elder Scrolls V: Skyrim』(ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ・スカイリム)はBethesda Game Studiosが開発しベセスダ・ソフトワークスから発売されたコンピューター・ゲーム。アクションRPG・The Elder Scrollsシリーズの『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』の続編に当たる。 北米時間2012年2月14日付のプレスリリースによれば、『The Elder Scrolls V: Skyrim』は3つのプラットフォーム合計で1000万本を超えるヒットになり,売り上げは約6億5000万ドル(約510億円)を記録した。シングルプレイ専用RPGとしては空前の大ヒットになった[19]。2012年9月20日には、日本ゲーム大賞2012の「年間作品部門」で「優秀賞」を受賞した[20]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/The_Elder_Scrolls_V:_Skyrim
どんなゲーム?と言われると難しいのですが、ファンタジーの世界(中世ヨーロッパみたい)で、剣や魔法を使ってダンジョン攻略しに行くも良し、のんびり薬草を集めて錬金術をするのも良し、家を購入してアイテムを収納するも良し、何にもせず広大な土地をうろうろするのも良し。
本当になんでもオッケーなゲームです。

RPGゲームってだいたい目的があったりして、ある程度の横道は反れないように出来ていますが、スカイリムはクエストがあってもそれを必ずこなす必要はありません。
一生こなさなくてもいいし、また、オープンワールドなので「第一章を終わらせないと次の街には行けない」みたいなことはありません。(よくあるRPGはそうなってます。)
スイッチ版はどう?やりやすい?
正直、スイッチ版じゃないとやらないかもしれません。そのくらいスイッチ版は快適!
TVに映して大画面でやってもいいし、ベッドに寝転びながら手元でのんびりプレイするのも良いです。スイッチなら出先に持っていって遊べるし。
PS4やPC版はやったことありませんが、スイッチ版でも十分画質はキレイ!携帯モードにしてもキレイです。
またこのゲームにはMODといって、キャラクターなどの外見をカスタマイズ出来るツールを使うことができますが、それはPS4とPC版のみ。スイッチ版ではMODは使えません。
MODを使わない状態をバニラと言います。(開発者が作ったままの状態)
中には「MODを使わないと、キャラクターがブサイクすぎて遊ぶ気にならない」と言う人もいますが、私みたいに初見プレイならあえて、まずバニラを遊ぶのが良いかなとは思います。

ここが良かった!スカイリム
一週間ほどプレイしてみての感想です。一日のプレイ時間は数時間程度ですが、ついつい長くやってしまうような世界観に夢中になります。
ゼルダの伝説BoTWのようなワクワク感
土地が広大すぎるので、あっちこっち冒険(探索)するのが楽しいです。
洞窟や砦、村などを見つけるとテンション上がります。見つけていない場所は、アイコンが塗られていない状態なので分かりやすいです。
見つけると白く塗られるので、どんどん見つけて地図を埋めていく楽しさもあります。


森林の中にいると新鮮な空気や、雪が振り始めると冷たい風をあたかも感じてしまうようなリアルさが最高です!
キャラクターの成長が楽しい

レベルの他にも、各スキルがあって成長させていくのが楽しい。
各スキルはこんな感じです。
戦士(Combat) | Stealth (隠密、盗賊) | Magic (魔法) |
---|---|---|
Archery (弓術) | Alchemy (錬金術) | Alteration (変性) |
Block (防御) | Light Armor (軽装) | Conjuration (召喚) |
Heavy Armor (重装) | Lockpicking (開錠) | Destruction (破壊) |
One-handed (片手武器) | Pickpocket (スリ) | Enchanting (エンチャント・付呪) |
Smithing (鍛冶) | Sneak (隠密) | Illusion (幻惑) |
Two-handed (両手武器) | Speech (話術) | Restoration (回復) |
プレイする人によって、キャラクターに個性が出ていくのが良いですね。
クエスト消化やおつかいが楽しい
スカイリムには、メインクエストだけではなく、膨大な数のサブクエスト(おつかいのようなもの)があります。メジャーなRPGでも、メインよりサブクエストを消化するほうが好きだった私からすればかなり嬉しいポイントです。
ダンジョンや砦攻略が楽しい
新しい砦や野営地、洞窟などのダンジョンを見つけたときのワクワクさは半端ないです。
ダンジョンの構造も使いまわしがないし、場合によっては味方がいて一緒に戦ってくれることも。
「一緒に謎を解き明かさないか?」と、まるで海外ドラマみたいな展開があったりして胸が高鳴りますよ〜!

マップ名称にクリアマークがつくので、やりがいがある

ダンジョン内のボスを倒せば、地図の名称の下に「クリアしました」と表記されます。どのダンジョンをクリア済みかひと目で分かるし、全てのダンジョンをクリア済みにしたい!という野望にかきたてられます。
ここがイヤだよスカイリム
次は、残念なポイントをお伝えします。ちょっと癖のあるゲームなので、ダメな人はダメかもしれません。購入検討している方は、要チェックです。
バグが多い
このゲームの特徴は、バグが多いところ。挙げたらキリがないのですが、独特なバグがたくさんあります。これに慣れるまでに数日間はかかることでしょう。
※あまりに細かいバグが多いので、1つ1つ挙げることは出来ませんが、例えば・・NPC(ノンプレイヤーキャラクター)が椅子に座っている体制なのに、椅子からズレているなど。はたから見たら「あんたどこ座っとんの?!」と驚きますが、慣れてくるとどうでもよくなります。
台詞の吹き替えがめちゃくちゃ
これは例えば、女性が喋っているのに、字幕が「俺はこうしたい」となっていたりします。(音声では「私はこうしたいの!」と声優さんが喋っているのにも関わらず。)字幕は使い回しが多いのかもしれませんね。
また、翻訳が明らかに「google翻訳を通したでしょ!」みたいな直訳すぎる翻訳もあります。きちんとした日本語ではないかもしれませんが、内容は理解できる程度です。

UIとボタン操作がざっくりしすぎ
日本のRPGのように、しっかりしたUI(ユーザーインターフェース)ではありません。本当に最低限の機能という感じ。スイッチのコントローラーであれば、Bボタンでメニュー開閉なので、これは慣れるまで時間がかかりました。
また、お気に入りの武器や魔法がすぐに装備できるように「お気に入り登録」の機能がありますが、並び替えができないので結局は不便。かゆいところに手が届かないので、不満に思う人は出てくるかもしれません。(ゲーム内容が面白いので気にはならない。)
本が全て読める
落ちている細かなアイテムなどがほぼ全て拾えるのにもびっくりなのですが、このゲーム・・・本も全て読めます。「明らかに背景でしょ」っていう積み重なりまくった本。全部読めます。

なぜこれがイヤなのかというと、私はできれば全てのアイテムを収集したり理解したりしたいんですよ。だから、これらの膨大な本も全て読まなきゃいけないという・・。
長いページは数十ページに及んだりするし、本も一箇所にまとまっているわけではないので(本当にどうでもいいテーブルにぽんと置かれている場合も)、これら全て見つけて読むには、とんでもなく骨が折れるはずです。
結論:面白い or つまらない
なんだかんだいって、超面白いです!
なが〜く遊べる予感です。というか、ぶっちゃけるとこの一週間で一日5時間以上プレイしていますが、全然飽きないどころか好奇心をくすぐられまくりです!



とにかく、やれることが豊富。
国中の本を集めてみたり、あちこちに家を建てたり、最強の武器を作ってみたり・・・と、やれることは様々です。どうやら結婚もできるそうで・・・スカイリムで婚活、なんてのも楽しそうですね。
このゲームはどんな人に向いているの?
このゲームに向いている人を予想してみました。
- 中世ヨーロッパの世界観が好き
- ファンタジー要素が好き
- グロテスクな表現がOK
- コツコツ物事をこなす人
- アイテムの収集癖がある
- バグにもめげない
- 理不尽なことがあっても投げ出さない
- 細かなこともガッツリやりこみたい
- オープンワールドで、あっさり終わらないゲームを望んでいる
- ゲーム・オブ・スローンズ(海外ドラマ)が好き
CERO:ZなのでR18(18歳以上)が対象となっています。
メジャーな日本のRPGのように、決められた道筋があって、それに沿って進めていくというゲームが好きな人よりも、自分のやりたいプレイスタイルでやる、色んなことがしたい人に向いていると思います。
また、ゲーム・オブ・スローンズというアメリカの海外ドラマは、絶対にスカイリムにインスパイアされているでしょ!というくらい雰囲気などなどがそっくりです。似たような単語も出てきます。
スカイリムのような価値観にがっつりハマりたい方は、ゲーム・オブ・スローンズをどうぞ。
逆にゲーム・オブ・スローンズを観た人は、スカイリムがお気に入りのゲームになるかもしれません。
これらのゲームが好きな人は好きかもしれない
下記のゲームが好きな人は、スカイリムも好きになりやすいかもしれないです。
- ファンタジーライフ
- ダークソウル
- ゼルダの伝説ブレスオブワイルド
- フォールアウト
ファンタジーライフは、LEVEL5が発売しているのんびりオープンワールドアクションRPGです。3DSで遊べます。
アニメチックな絵柄なので、スカイリムとは全く違うのですが、「膨大なサブクエストがあってそれをちまちまこなす」「キャラクターのスキル上げなど成長要素がある」「様々な武器を使える」などなど、末永く遊べる部分が似ているなと思いました。
ダークソウルは実はちょっとしか遊んでいませんが、絵柄は似ています(リアルな感じ)。
ちなみにダークソウルはクリアすることなく1日で挫折しましたが、スカイリムは続けられそうです。
ゼルダの伝説ブレスオブワイルドは、広大なオープンワールドという部分がスカイリムとそっくり。見えている山々や、お城など、これらは決して背景ではなく、実際にキャラクターが行ける場所になっています。
ゼルダBoTWで、隅々まで歩くのが楽しかった人や、祠や街を見つけた時の嬉しさが忘れられない人には向いているかもしれません。
フォールアウトは私はやったことがありませんが、「スカイリム好きならフォールアウトも好き。その逆もまた然り」と良く目にします。

末永く、広大な土地でのんびり攻略していく。膨大なサブクエストやアイテム収集が好きな人には向いてるゲームだと思います
【おまけ】Skyrimでのこれからの目標など

買って即ハマってしまったスカイリムですが、すぐにメインクエストをクリアするよりも、おれつえ〜*を目指すべく、キャラクターの成長やアイテム収集、クエスト攻略などを頑張っていこうと思います。
※おれつえ〜とは:キャラクターの成長を最大限にして、ザコ敵をばっさばっさなぎ倒すこと。向かう所敵なしの状態を作り上げること。
まとめ
ニンテンドースイッチは、TV画面でも出先でも、ベッドの上でも気軽に遊べるところが大好きです。
ベッドの上で寝転がりながら、スカイリムの広大な土地を駆け巡る。これはもう現実世界に戻って来られなさそうな予感?