一般的に、貧しいというと「お金がないことだ」って思っちゃいますが、違うんですよね。
貧しいを辞書で引いてみると、3つの意味があることがわかります。
- 財産や金銭が乏しく、生活が貧しい
- 質・量ともに劣っており、粗末・貧弱
- 満たされていない
このページでは③番についてお話していきます。
「お金さえあれば何とかなる」…と思っている人ほど、注意して読んでほしいと思います。
お金だけでは心が満たされることはないです。
不平不満ばかり言っていませんか?《心の貧しさとは》

お金がない場合の貧しさって、すぐに理解できると思うのですが、「心の貧しさ」って言われるとパッと思い浮かばないですよね。
なので、説明していきますね。
心の貧しさとは、以下のような人のことをいいます。
- 「あれも!これも!」と欲張りになっている人=現状に満足のできない人
- 人にしてもらったことを「当たり前」だと思っている人=感謝・尊敬の心がない人
現状に満足のできない人や、他人に対して感謝や尊敬の心がない人のことを言います。
これがどんな人なのか、少し詳しく説明していきます。
現状に満足のできない人
例えば、現状に満足できていない人は、「いいなー◎◎さんは、そうで。私なんか〜…」という愚痴が多い特徴があります。
自分の持っているものに目を向けることができず、他人を羨む気持ちばかり。
また、常に「今のままではだめだ」という焦りの気持ちもあります。
自分自身に対してもそうですし、自分が持っているもの、環境など、そういったものに対して、満たされない気持ちでいっぱいの人。
「あれも、これも、手に入れたい。でも、手に入れられてなくて、もどかしい」、そんな状態の人のことを表しています。
感謝・尊敬の心がない人
こういう人の特徴は、他人に何かをしてもらっても心のどこかで、「当たり前」と感じています。
実際に、そういう気持ちが態度に出てたりして、「ありがとう」も言えない人でもあるんです。
他人に対して、感謝・尊敬の気持ちを持てないんですね。
他人に対して小馬鹿にしている発言や態度があったりもします。
「感謝」という言葉の反対って知っていますか?
感謝の反対は「当たり前」です。「当然」ともいいますね。
そして、尊敬の反対は軽蔑です。
他人に対して「当然」「軽蔑」を感じている人が、心の貧しさを抱えている人と言えます。
心が貧しい人が行き着く先は…

心が貧しいとどうなるか…?まだまだ人生長いですよね?
- 「いつになったら幸せになれるんだろう」オジサン・オバサン
- 他人がなんとかしてくれて当たり前だ!!オジサン・オバサン
…と、この2パターンになってしまいます。両方ですよ。
常に満たされない心、つまり貧しさを抱えている人は、「条件」ばかりつけていることが多いです。
例えば、◎◎円貯金できたら、宝くじが当たったら、あの物がゲットできたら、あの子に振り向いてもらうまで、体調がよくなったら、◎キロ痩せたら、…などなど。
こういう人はなかなかこの条件を満たす行動をしておらず、「今ここにある幸せ」に目を向けられていない人です。
たとえその条件を満たしたとしても、また次の条件を見つけて、「まだ、幸せになれない…」と一生もがきます。
また、「他人がやってくれて当たり前」と思っている心の貧しい人は、よくいるクレーマーオジサン(オバサン)になります。
世間ではかなり嫌われているクレーマーですし、今これをお読みのあなたも、「クレーマーって最悪だよね」と思っているでしょうが、
心の貧しさを極めていくと、誰しもがそうなってしまうので、気をつけていきましょう。
どうしたらいい?心を満たすためにすること

「貧しい」って、苦しいことなんですよね。
お金がなくて貧しいのも辛いですが、満たされない気持ちを抱えていることだって辛いんです。
その気持を軽くする方法を2つ紹介します。
- 現状に満足のできない人=「足るを知る」を学びましょう
- 感謝・尊敬の心がない人=感謝の心を育てましょう
…です。詳しく説明していきますね。
「足るを知る」を学びましょう
「足るを知る」は仏教用語ですが、とてもためになる言葉でもあります。
「今、自分が持っているもので十分だ」と思うこと。という意味になります。
ものというのは、物理的なものもそうですが、自分自身の能力や環境などもそうですよ。
先程書いた、
◎◎円貯金できたら、宝くじが当たったら、あの物がゲットできたら、あの子に振り向いてもらうまで、体調がよくなったら、◎キロ痩せたら、…など、
こういった条件付きの執着心を、手放すことで心が開放されます。
感謝の心を育てましょう
感謝の心を育てるために、「もし、その人がそれをやってくれなくなったら?」という想像をしてみてください。
結構、困ることになると思います。
普段何気なく過ごしていると、つい他人がなにかをしてくれても、「ありがとう」と言いそびれてしまったり、「まぁでも、自分もやってるんだし」なんて思ってしまいがち。
もしその人がやってくれなかったら、もしその人がいなくなってしまったら。
そんな想像をし、危機感を持つようにしてみてください。
まとめ
「貧しい」っていうと真っ先に「お金ないのかーー」と思うわけですが、貧しさとは「心の貧しさ」も含まれてます。
心の貧しさは、苦しみと隣合わせになってます。
- 現状に満足ができない
- 他人に感謝ができない
…こういった貧しさを抱えていると、苦しみから逃れることができません。
特に、「なんだか、漠然と将来が不安なんだ…」という人は、現状に満足ができていない人とも言えます。
人間なのだから不安を感じることもそりゃありますが、ずっと不安が消えない人は、
「今ここにある幸せ」に満足ができていないから、とも言い換えられるからです。
今、あなたはどんなものを持っていますか?
- 雨風のしのげる家
- 当たり前のように使える電気ガス水道
- スマホ、タブレット、パソコン
- インターネット環境
- ちょっと歩けば食べ物が買える環境
「こういうのに感謝しなさい」というとちょっと説教くさいですし、無理矢理感があっていやなのですが、
でも、今一度考えてみてください。やっぱり、私達って幸せなのではないでしょうか?
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