自己嫌悪が怖いですか?
こんな至らない自分で恥ずかしいとか、悔しい、悲しい、泣きたい、絶望している…
「どうしてこうなったんだろう」って思ってしまいますよね。
そんなとき、考えたいことが2つあります。
それは、①反省と、②対策なんです。

この記事を更新しているクボヒロと申します。
夫婦でミニマリスト、現在はURで質素にくらしています。
ミニマリスト7年越えをいかした情報を発信中
「こんな自分でごめん…」と自己嫌悪になった気持ちを軽減する方法

生きていると、自分のいたらなさに絶望するときってありますよね。
「どうして自分ってこうなんだろう…」
って考えるとキリがなくて、辛くなっちゃいます。

時間が解決するしかないのか…
と、さらに絶望に絶望を重ねたくなるかもしれません。でも、そこから生まれるものは「負のオーラ」のみ。
そこで、自己嫌悪をなるべく軽減し、自分がラクになれて、結果的に周りも良くなるかもしれない、そんな状況を作り出すことができる考え方を紹介します。
①反省する
例えば、あなたの至らなさで飼っているペットが亡くなってしまったとしましょう。
「もっとこうしてあげればよかった」「こんなだめな飼い主でごめんね…」
こう思うことは決して悪いことではないのですよ。
でも、なるべく短期間で済ませるようにしてください。
そして残りの時間を、「反省する」という時間に割きましょう。
「こんなだめな飼い主でごめん」と思うことは、反省ではなく「後悔」です。そうじゃなくて、反省をしましょう。
例えば、あなたの至らなさはなんだったでしょうか?
- そのペットに対する知識が足りてなかった
- もっとその子に時間をかけてあげたかった
仮にこうだとしましょう。
自分の至らなさを具体的に言葉にすることで、「反省する」ということができます。
「私は知識が足りなかったんだ…しかも、時間もたくさん使ってあげられなかったんだ…だから、ごめんね」と言ってあげてください。
これは、そのペットに対する思いでもあると同時に、「自分のだめなところを認める」という行為でもあるんですよね。
これが反省なんだと思います。
反省ができたら、対策ができます。次のステップに進みましょう。
②対策する
上の「反省」から見えてきたことに対して、対策を取りましょう。
例えば、上では「知識と時間不足」だったことが反省として挙げられました。
そこから連想される対策をピックアップしていきます。
- そのペットに対する知識が足りなかった→ もっと本を読むべきだった→ 本やネット上の知識をしっかりと読んでまとめよう
- その子にもっと時間を割きたかった→ どうして時間が足りなかったのかな?→ 仕事が忙しかった→ 仕事について改めて考え直そう
…こういった感じです。
知識があれば助けられたことがあったかもしれない…と思っているのなら、ぜひその知識を今からでも身につけましょう。
そして、時間を割きたかったという問題について。
仕事が忙しかったのなら仕事をやめればいいじゃない、…なんてわけにはいきませんよね。
それに、その子はもう亡くなっている。今更、時間を作ったって…
とつい思ってしまうのですが、「もうその子はいない」と思ってそのままなにも対策を取らなかったら、なにも変わりません。
最悪の場合、「また同じことを繰り返す」ということも起きるかもしれません。

だから「対策」は大事なんです。
時間を作るのは難しいかもしれませんが、例えば、職場でのちょっとした残業を断るようにしてみるとか、
「自分がやらなくてもいいこと」をやっていないか、見直してみる。
節約できる時間はほんの少しだけ、という事実は変わらないかもしれないけど、
「私はあの子のために時間を作った」という行動が、後悔を薄くさせます。
辛さを忘れられることができるのは、行動しているときだけ

自己嫌悪って、ほんとうに辛い感情。
なるべく早く忘れたいし、もうこんなことに二度となりたくないなって思いますよね。
この辛い期間をなるべく軽く乗り越えることができるのは、「いかに行動している期間が長いか」が重要。
もしあなたが今とてもつらくて、必死にその辛さを消そうとしている。
そうしたら、きっと上の「反省」「対策」を頑張って考えると思います。
そのとき、どうでしょうか。その考えている時間、あなたはきっと「辛さ」というものを忘れている。
厳密に言うと間違っているけど、(辛さは消えていないから)、辛いと感じる時間から、目をそむけられている。ということなんです。
辛さは直視し続けると、辛いものでしかなく、それ以上も以下もないんですよね。
でも、ちょっとでも目をそむけることができたのなら。しかも、その時間が長かったら…
さらに、その時間を有効に使えること。その子のために、使ってあげられたら…!
人間の脳はマルチタスクが苦手と言われています。どんなに辛くても、考えなければいけない課題ができたら、そちらのほうにフォーカスせざるを得ないんですよね。
これは、自分を変えるチャンスなんだ

このページでは「自分の至らなさのせいで、愛するペットを失ってしまった」という例でお話しました。
自己嫌悪になる理由は、人それぞれいろいろな物があると思います。
いきなり、ロボットのように「デハ、反省デスネ、対策デスネ」なんていうものはきっと無理。
けれども、ずっと自己嫌悪をしているよりも、反省と対策をするのとでは、後者のほうがずっと有意義になり、自分もラクになれる、と、こころのどこかで思っていてください。
「自分を変えるチャンスだぞ!」…なんてきれいごとや、前向きに思う必要はありません。
ただ、「自分が変わらなきゃいけないって、言われているのかもしれない」って思えれば、ペットの死は絶対に無駄ではなかったと、意味づけができます。
まとめ
自分の至らなさでやらかしてしまったこと、すごく後悔します。
でも、どんなに辛いことでも、人間の脳って「飽き」が来るんですよね。もちろん、思い出すと悲しいんだけど、「当時くらいではないなー」というもの。
これってちょっと怖いことでもあるんです。
だって、絶望が薄れてしまうって、一見喜ばしいことでもあるけど、自分が変わるチャンスも薄れてしまっているってことだから。
さて、ちょっと厳しいことを言わせて下さい。
覚悟ができない方は、ブラウザバックを…。

いいですか?
自分のせいでどんなに辛いことがあっても、同じようなことを3回繰り返すのなら、救いようがない
…ということです。
ひとは、忘れていってしまう生き物。
だからこそ、反省や対策で次に活かすことができないと、またおなじことを繰り返す生き物でもあるんですよね。
また、おなじことを繰り返すのか、辛い思いをしたいのかは自分次第。
だからこそ、記憶がフレッシュなうちに、反省と対策を行ってしまわないと、
だんだんと悲しい、辛いといった気持ちは薄れて、そのうち忘れて、そしてそんなとき、また同じことを繰り返すんでしょうね。
それが、本当の恐怖です。
「自己嫌悪が怖い」のではなく、「自己嫌悪という気持ちを忘れること」のほうが怖い、ってわたしは思いました。
天(神?)から、「変わりなさい」と言われている気がし、むしろ、この出来事は「起こるべくして起こった」んじゃないかなとまで、考えられるようになりました。
それは結果的に、わたし自身をよい方へ導いてくれたように思えます。

本日もお読みくださり、ありがとうございました!
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