「ていねいな暮らし」っていうワードがとても流行っている(と感じる)。
語呂もいいし、なんだか心地よさそうな感じですよね。聞いているだけで嬉しくなりそうな…
でも、実際「ていねいな暮らし」をしようとすると、難しいなって感じた人は多いんじゃないでしょうか?
難しいなと感じたり、それを行き過ぎてもはや疲れてしまった…と思ったら、要注意。
そんなことしてまで、ていねいに暮らさなくたっていいんです。
- ていねいはお休みしてもいい
- 全部ていねいにしようとしなくてもいい
今日は、この2つのことをお話していこうと思います。
全てを「ていねい」にしようとすると疲れる

情報のたっぷりあふれるこの世の中で、一日にやれることは限られています。
だからこそ丁寧に暮らしたいと思っている人は少なくないはず。
けれども、その丁寧だって、全部をやろうとすると難しい。(というか、できないと思っている。わたしは無理だった)
今更だけど、「ていねいな暮らし」ってなんだろう?
webで検索するとものすごい数のていねいな暮らしが出てくる。
当たり前だけど、これらを全て取り入れることは不可能なんですよね。
でも、心のどこかで、あなたは、「ていねいな暮らしをしなきゃ!」って思っているのではないでしょうか?
他人が考えた「ていねい」をしようとしなくていい

webで検索して出てくる「ていねいな暮らし」の実態は、他人が考えたものなんです。
それを自分の生活に取り入れることは、無理ではないけれど、自分はどう感じる?どう思っている?そんなことを考えたことはありますでしょうか。
実際に生活に取り入れてみると、「なんだか大変だなあ」と思うことも少なくないはず。
それはいつの間にか、他人が考えた「丁寧」というものを、「やらなくてはならない」という、「◎◎べき論」というものに勝手につなげてしまって、勝手に大変と感じてしまう。
あなたにはあなたのペースがある。
他人が考えた丁寧は、他人にとっては心地よいのかもしれない。(もしくは、実は無理してやっているのかもしれない)
それが、あなたにも当てはまるとは限らないんですよね。
毎日ていねいじゃなくてもいい。少しおやすみしよう

「じゃあどうしたらいいの?丁寧だって、諦めたくない…」
そこで、こんな2つのことを提案させていただきます。
- ていねいはお休みしてもいい
- 全部ていねいにしようとしなくてもいい
騙されたと思って、この2つを思考してみてください。
「丁寧」に疲れている人ほど、心に効くと思います。
ていねいはお休みしてもいい
例えばわたしの場合…
ミニマリストを目指すようになってから、やっぱり「ていねいな暮らし」に憧れまして。そこで、お菓子づくりなんかもするようになったんです。
が、毎回作っていると本当に疲れる。決して好きではないことなんだなって身を持って実感しました。
夫はオールドファッションがすごく好きなので、毎回8個くらい揚げているんですが、気がつくと数日で無くなっているので、また作る。
「もう無くなったの!じゃ、作らなきゃ…」と、いつしかプレッシャーに。
買ってきたら早いのになぁと思いつつも、その気持に蓋をしてせっせとドーナツを揚げている。疲れちゃいますよね。
だから、しばらくドーナツ作り(お菓子作り)は「お休み」することにしました。
よくよく考えたら、面倒くさいと思うくらいなら作らなくてもいいし、やりたくなったらまた再開すればいい。
でも、心のどこかで、「作らなきゃ。ていねいな暮らしをしなきゃ。」と思っていたみたいです。
丁寧な暮らしは、お休みしてもOK。それを覚えておきましょうね。
全部ていねいにしようとしなくてもいい
web検索したり、インスタなんかを見ていると、丁寧な暮らしをした人がたくさん。
引き出しのカトラリーひとつひとつがきっちり種類別に収納されていたり、白いボトルの洗剤入れ、完璧なラベル、冷蔵庫の中だって、無駄なものはなにひとつない(ように、見える)
…でも、それはその人の心地よさなので、マネしなくてもいいんですよね。
わたしの場合は、物を出しっぱなしにはしないと決めているので、周りの人から見ると、すごく丁寧な暮らしをしていて、片付いてるなーーっていう印象を持たれると思います。
が、引き出しの中は割とこちゃこちゃしています。

引き出しを閉じてしまえば見えない、という理由もあるのですが、
- 自分だけじゃなくて、夫も収納するときに困らない
…ということを意識して、こういうふうにやっています。
「丁寧な暮らし」は、他人にも当てはまるとは限らない。多分、わたしの夫だったら、「めんどくさい」と言うと思ったんですよね。笑
結果的にこれで自分もラクでいられています。
全部ていねいにしようとしなくてもOKなんです。
特に、引き出しは閉めてしまえば中身はごちゃついていても、外からは分かりません。(なのでおすすめの方法です)
全部ていねいにやろうとすることが、「丁寧な暮らし」じゃないと思うんです。
まとめ
自分の思う「ていねい」をしていかないと、そのうち疲れてしまいます。
でも、極端に考えなくても大丈夫。
ていねいな暮らしをしたいときはすればいいし、疲れたときはお休みしてもOK。また、全部が丁寧じゃなくてもいい。
そうやって、適度にちからを抜いたり、丁寧をコントロールしていくほうが、よっぽど丁寧なんだと思います。
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