過去に厚手のバスタオルは処分し、お風呂を出たあとはフェイスタオルで体や髪の毛を拭いていましたが、最近は手ぬぐいを気に入って使っています。
手ぬぐい1枚で、ボディタオル、洗顔クロス、体や髪の毛を拭くタオルとして使うことができています。
ミニマリスト的には「ひとつで何通り」と使えるアイテムは揃えておきたいですし、災害時や銭湯に行くときなどにも手ぬぐいは便利です。
手ぬぐいとさらしの違いは?


私の家では、キッチンで「さらし」をふきんや、野菜を巻いたり(サランラップ代わり)、水気を絞ったりして使っています。
さらしは薄手で切りっぱなしなので、雑菌がわく前に即乾きます。

そのさらしをフェイスタオルくらいの大きさにして、模様をつけたものが「手ぬぐい」です。
さらしをフェイスタオルくらいに切って「手ぬぐい」として使っても良かったのですが、やっぱりお風呂などで毎日使うものは可愛い柄にしたいな、と思って柄つきを購入しました。

手ぬぐい1枚でお風呂に入るステップとお手入れの方法

手ぬぐい1枚あればお風呂に入れます。
- 体を洗うボディタオルとして
- 顔を洗う洗顔クロス(クレンジングクロス)として
- 体を拭くタオルとして
- 髪に巻くタオルとして
- 煮沸消毒をして干す
私は上記の4ステップでお風呂で手ぬぐいを使っています。
ステップ5で干していたものをお風呂場に持ち込んで、使用開始です!
手ぬぐいはザラザラしていますが、ナイロン製のボディタオルと違ってお肌には非常にマイルドです。
布のこまかい織りめが、お肌の角質をきれいにしてくれるので、私はボディソープなしでそのまま体をこすり洗いしています。
手ぬぐいは顔も洗うことができます。
軽いメイクなら手ぬぐいとお湯だけで落とすことができるので、重宝しています。
落ちにくいメイクのときは、ココナツオイルをお風呂に入る前に肌になじませておき、手ぬぐいとお湯を使って落とします。
軽いピーリング効果もあるので朝の洗顔にも。優しくこすらないとぴりぴりすることもあるので注意。
お風呂から上がる前、お風呂場の中で手ぬぐいで体や顔、髪の毛を拭きます。
1回だけではびしょびしょになり拭き取れないため、何度か絞って使えば水滴を完全に拭き取ることができます。
お風呂場から出る前に拭けるので、保湿剤も持ち込めばそのまま塗ることができますし、適度にお肌に水分が残ったままなので、普通のタオルで拭くよりもしっとりします。
体と顔を拭いて保湿を済ませたら、髪の毛は手でざっと水分をしぼり、手ぬぐいを頭に巻きます。
私は髪が長いので全体をクリップでまとめ、ヘアバンドのように巻いています。こうすると、額とうなじ部分から水滴がしたたってこないので、手ぬぐいを巻く・巻かないではかなり違います。
私は合成シャンプーを使わずにハーブで洗浄しているため、髪の毛が乾きやすいのでこの方法でも大丈夫。無理な方は、ステップ3までにしておくといいかもしれませんね。
使い終えた手ぬぐいは、煮沸消毒します。
ぐつぐつ煮るだけでOKですが、クレンジングなどで汚れている場合はセスキ炭酸ソーダを入れることもあります。
干しておけば数時間もすればカラッと乾いており、雑菌がわく隙もありません。
手ぬぐいを持つメリットいろいろ

①お泊りでも荷物が最小限で済む
手ぬぐいたった1枚。たたむと本当に小さくなり、かさばりません。
私の場合は上記の4ステップ(ボディタオル、洗顔、クレンジング、体や髪拭き)として使っているので、お泊り時でもこの手ぬぐい1枚あれば、厚手のタオルを持ち歩く必要もありません。
荷物も最小限にしたいミニマリスト的には本当にありがたいものですね。
もちろん、髪の毛を拭くのは私のように「ノーシャンプー」(ハーブ洗浄)などにして、髪の毛を乾きやすい状態にしておくことが必要不可欠ではありますが、手ぬぐいは何度でも絞りやすいので、不可能ではありません。
また、旅行時に濡れたタオルを持ち歩くのって嫌ですよね。放置すればするほどニオイもしてくるし・・・手ぬぐいだったら薄手で切りっぱなしなので速乾性があります。
何枚もタオルを持ち歩くよりも、手ぬぐい1枚だったら使って、乾かして、を繰り返せるので便利です。
②バッグに忍ばせておくだけでお守り代わりに
手ぬぐいを小さくたたんでバッグに忍ばせておくだけで、何となく安心感があります。
もちろんハンカチ代わりとしても使えますし、ちょっと肌さむいときに首に巻いたりもできますね。
災害時にもいいかもしれません。怪我の手当や、口元に巻けば簡易マスクとしても使えそうです。
気に入った柄のものを1枚買うだけで、バッグからちらっとのぞいたときに嬉しいですし、外出時に「そうだ、銭湯に寄ろう」なんて思ってしまったときでも、手ぬぐいがあれば問題なし。
③自分用に「こなれて」きた手ぬぐいが気持ちいい
手ぬぐいをずっと使っていると、最初は硬かった生地がしっとりと馴染んできます。
私はもう2年ほどこの手ぬぐいを愛用していますが、自分専用に「こなれてきた」感があって愛着もわいてきました。
だんだんと煮沸やセスキでは落ちないシミなどもついてはきますが、それもまた味かなと思います。
シミがついても煮沸していれば雑菌はいないので問題ありません。
手ぬぐいを育てる感覚もいいですよ。
やぶれるまで使い切りたいです!最後はウエスとしてむだなく。

この記事のまとめ
手ぬぐいは薄くて軽くてたたむと小さくなる布です。切りっぱなしなのですぐに乾き、雑菌がわく隙もないのでいやなニオイもしません。
- 体を洗うボディタオルとして
- 顔を洗う洗顔クロス(クレンジングクロス)として
- 体を拭くタオルとして
- 髪に巻くタオルとして
- 煮沸消毒をして干す
煮沸して干せば何回でも使うことができ、お風呂場に持ち込んで洗浄から体を拭くものとして、手ぬぐいたった1枚で済ませることができます。
夫が使うのでフェイスタオルは所持していますが、私は今ほとんど手ぬぐいだけで済ませています。