2019年からUR公団に住み始めました。それまでは下記の極小アパートに住んでいました。

- UR団地に住むための初期費用や手順
- 実際に住み始めて揃えたもの
- 住み心地、人付き合いの有無
この3つを中心にお話していきます。また、ミニマリストがURを選ぶメリットについても書きました。
「URに住んでみたいかも」と思う方への参考になれば幸いです。

この記事を更新しているクボヒロと申します。
夫婦でミニマリスト、現在はURで質素にくらしています。
ミニマリスト歴10年による情報を発信中
UR団地に住むための初期費用と手順

UR団地に住むまでの初期費用と、実際に入居するまでの流れをお話していきます。
かかった初期費用
UR団地に住むのにかかった初期費用は、敷金2ヶ月分です。我が家の場合はだいたい10万円くらいでした。
ただ、クーラーやガスコンロがついていなかったため、そういったものを揃えるための費用がかさんでしまいました。
- 礼金・仲介手数料
- 鍵交換・清掃費用
- 火災保険料
上記のものは一切かかりませんでした◎
民間の賃貸だと上記の費用がかかってくるため、そう考えるとURの初期費用は安いですよね。
URは更新手数料もないため、2年ごとに「嫌だなぁ」とガッカリすることもなく有り難いです。
- 敷金2ヶ月分:約10万円くらいでした
- 引越し費用:約3万円くらいでした(物が少なかったので)
- クーラーやガスコンロなどの家電:20万円くらいでした
- 【合計:約33万円くらいでした】
住むまでの手順

UR団地に住むまでの手順をざっくりとお話します。
当時住んでいた賃貸の解約と、URへの入居申込みをします。
住みたい部屋自体は、インターネットから探すことができました。その後は最寄りのUR管理センターへ行って、詳しく話を聞きました。
実際に部屋が見たかったので、内覧しに行きました。民間賃貸と違って、担当者がついてこずに自分で鍵を開けて自由に内覧できたのが良かったです。
住みたい部屋が決まったらいよいよ入居に向けて話を進めていきました。
- 家賃の4倍の収入があること or 家賃の100倍の貯金があること
団地というとよく「市営や県営住宅」と勘違いされる方も多いのですが、UR公団は収入があることが入居条件となります。
収入の証明ができる書類を提出し、あっさり審査通過した記憶です。
賃貸の退去日と、UR団地への入居日の間があかないように予定を調整します。
あとは退去&入居日を待つだけ・・・!
当日は団地内にある管理センターへ鍵をもらいに行き、いよいよ入居となります。
UR団地になかったもの(揃えるべきもの)

UR団地に設置されていなかったものがあったので買いましたが、中には買わずにそのまま過ごしているものもあります。
- 網戸
- トイレの蓋
- 電球(購入)
- クーラー(購入)
- ガスコンロ(購入)
クーラーは設置できる環境でしたが、備え付けではなかったので購入しました。ちなみに3部屋ありますが、リビングしか設置できなかったので15畳用くらいのものを購入。
ガスコンロと電球も購入しました。また、都市ガス用のストーブが使えるのでそちらも購入。
びっくりしたのは、トイレの蓋がなかったことと、部屋によっては電気スイッチがなかったこと・・・!
トイレの蓋はプラダンで手作りしたため問題なかったですが、電気スイッチがないと電気がつけられないので、「紐つきのブラケットと電球」を買うことで解決しました。(紐でオン・オフするタイプ)

網戸がないのは結構困ったのですが、UR用の網戸って高いし、もし退去するときもいらなくなるので未だに買っていません。
トイレと洗面所の網戸は手作りし、部屋はAmazonで売っている「貼るタイプの網戸」で安く済ませました。
(網戸の貼るタイプは交換するだけだから、年末に掃除しなくていいメリットあり)
URの住心地・人付き合いの有無【草むしりなどはあるのか?】

「UR団地ってどう?住みやすいの?」ということや、団地にありがちの「棟ごとの付き合い」だったり、「草むしりなどの強制イベントはあるのか」というところをお話していきます。
住心地について
- 低家賃かつ更新手数料がない
- 5階は空がとても綺麗に見える(花火なども!)
- 鉄筋コンクリート造なので隣や階下の声などがほとんど聞こえない
- 修繕が必要なところは団地内にある管理センターへ言うとすぐに修繕してくれる
- 階段の電気や、断熱材の補強、排水管の交換などしっかりやってくれて安心
- 団地内にスーパーや郵便局が入っていて、買い物に困らない
- 屋根つきの駐輪場があるので、自転車やバイクが停めやすい
民間賃貸では2年ごとに更新手数料があったのが地味に嫌でしたが、URではありません。これは本当にURのメリットだと思います。
また、民間賃貸だと、修繕については大家さんや不動産によって対応がすごく変わる気がします。(太っ腹の大家さんは直してくれたり、逆にケチな方もいたり・・)
それに比べるとURは大きい組織なので、修繕についてはしっかりと面倒を見てくれます。今の所、私が申請して修繕されなかった箇所はありませんでした。
階段の電気も気づいたらLEDになっていたり、補修工事も多くて(うるさくはありますが)常にメンテナンスがされていて、安心して住めています。◎
もちろん住んでいるとデメリットもあるのですが、引っ越したいと思うくらいではないのでしばらくは住み続けたいと思っています!
人付き合いの有無について
私が住んでいるURでは、「草むしりなどの強制イベント」はありませんでした。草むしりは全てURから派遣されているスタッフさんがやってくれています。(※その代わりに管理費を支払っています)
自治会などの加入も強制させられたりすることは特になく、民間賃貸のときとほぼ同じように過ごしています。
ただ、入居3年目で「避難訓練」というものがあることを知り、これが「できる限り入居者全員参加」ということを知りました。
この避難訓練のイベントを除いては、強制的に何かをさせられるということは一切ないので快適です。
ミニマリストとUR団地の相性について

ミニマリストというと、やっぱり毎月の固定費を減らしていってる方々が多いと思います。
私たち夫婦も、できる限り毎月のコストを抑えて、そのお金をより自分たちのために使っていきたいと考えています。
なので、UR公団の低家賃+更新料のかからない仕組みはとても合っていると感じています。
民間の賃貸のように、火災保険の加入も強制ではなく、保証会社なども必要がなくて、金額面でごちゃごちゃとしていないのでシンプルに考えられます。
ミニマリスト的にデメリットといえば、団地は間取りが広いので、どうしても物が増えてくることもあり。人間は、どうしても空白部分に何かを置きたがるからです…。
とはいえ、意図的に物を増やさないように心がけるようにすれば、ミニマリストとUR団地の相性はとても良いと感じていますよ。
シンプルな造り、シンプルな費用面、そして「団地」という素朴感…。
素朴に暮らしていくことでよりミニマリズムへの拍車がかかって、日常そのものが贅沢と感じられています。
この記事のまとめ
「団地」と聞くと、抽選でしょ?低収入で入るんでしょ?草むしりとかやるんでしょ?と、必ず聞かれたりするのですが、それは市営や県営住宅のことなので、UR公団とは関係がありません。(でも、造り自体はとても似ていると思います。)
私が住んでいる団地では面倒な近所付き合いも、自治会の加入、草むしりなど、いわゆる「強制イベント」的なものはありませんでした。
45平米ほどのこじんまりとしたお部屋ですが、ミニマリスト夫婦にはちょうどよい間取りです。
もし良ければルームツアーもご覧いただけると幸いです。ここまでお読みくださりありがとうございました!
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