お悩み別の例

当カウンセリングで主に取り扱う、お悩み別の具体例をあげているページです。

どんなふうに、悩みを相談したらいいだろう?

この悩みって相談してもだいじょうぶ?

…こんな疑問がございましたら、ぜひこのページをご確認してみてください。

お悩み別の例

  • 自己犠牲
  • 被害者意識
  • いじめ
  • 共依存
  • カサンドラ症候群
  • 神経質・完璧主義
  • 執着・強いこだわり

自己犠牲

普段から「優しい」と人から言われたり、HSP気質の方に多い症状なのではないかと思います。

自己犠牲とは、例えば、自分の時間を削って相手に奉仕したり、「自分さえ我慢すれば、丸くおさまる」と思って、相手のために尽くしてしまう行為です。

自己犠牲を行っていくと、自己肯定感が低くなったり、自分が生きる存在価値などがわからなくなったり…とても辛い状態になり、鬱なども発症しやすくなります。

共依存やカサンドラ症候群にも繋がりかねません。

被害者意識

被害者意識とは、「自分こそが被害者だ」と強く感じてしまう心持ちのことを言います。

こう書くと、とても高慢で、えらそうで、自己主張の強い方がなる症状だと思ってしまいがちですが、

HSP気質の方や、普段大人しいと言われる方でも、なってしまう症状です。

日頃から自己主張が強くなく、他人のために優先的に動く人などは、つい自分のことを後回しにし、我慢に我慢を重ねていたりします。

そういった積み重なりが、「なぜ自分ばかり」「周りは楽観的すぎる」といったように、自分ばかり苦労して、周りはなにも頑張っていない、などと言ったように、心の中に不満を抱えるようになります。

いじめ

日本では、「いじめられる側にも問題がある」などという発言が目立っている気がしますが、アメリカでは、「いじめる側に問題がある」として考えられることが多いのです。

(実際に、学校で、日本ではいじめにあった子供が呼び出され、アメリカでは、いじめる側の子供が呼び出されていたりします。)

わたしはどちらかというと、「いじめる側」に注目したいと思っています。

カウンセリングでは、まず、いじめにあった方の癒やしを行うのが最優先です。辛かった、悲しかった、怒りを覚えた、などの感情を吐き出すことは有効です。

そして、「いじめる側」に着目していきます。かならず理由があると考えています。

それから、そういった相手を変えるようなことはしない、その中で、ご自身はこの先どうしていくか?どうしたいのか?といったところに着目しながら、実際にライフスタイルに、マイルールを取り入れていきます。

共依存

相手にべったりと依存する人もいますが、それに対し、さらに依存を重ねる…というのが共依存です。

相手にべったりと依存している人はわかりやすいのですが、共依存に陥っている人は、ご自身が共依存状態だと気づいていることは少ないです。

  • 相手にモラハラを受けているのに、別れることができない
  • 嫌だ嫌だと思いつつも、相手の面倒をみてしまう
  • 離婚したのに、またよりを戻そうとしてしまう

…などといった例があります。

アルコール依存症の方の面倒を見たり、パチスロにハマったパートナーに金銭を渡してしまったり、そういったトラブルもあります。

人は誰しもが、人間関係において共依存していると思うのですが、それがあまりに強すぎると、自分の人生に大きな支障となります。もし、思い当たる方がいらっしゃったら、ご相談をおすすめします。

カサンドラ症候群

カサンドラ症候群は、身近にいる方がASDやアルコール依存症などの問題を抱え、それによってコミュニケーションが上手くいかず、心身ともに疲労していく症状のことです。

自己犠牲や共依存などに陥っている場合もあります。

共感能力の高い方、面倒見の良い方がなりやすい症状です。

なにより辛いのが、周りに相談しても、「支えてあげて偉いね〜」とスルーされたり、少しでも弱音を吐くと、「見捨てるなんてひどい!」などと言われ、ASDやアルコール依存症の問題がある人を支えるのは当然!のような態度を取られることです。

わたしは、「トラブルを抱える人のケアをする人のケア」が必要だと考えます。

犠牲になって良い人は、世の中にいてはなりません。

執着・強いこだわり・神経質・完璧主義

少し前から、「ミニマリスト」という言葉が流行りましたよね。

わたし自身もミニマリストなので、よく分かるのですが、ミニマリスト特有の執着や強いこだわりに悩まされることがあります。

  • 相手にも捨てさせることを強要する
  • モノを捨てすぎることに、こだわってしまう
  • 人からのプレゼントは「物が増えるから」と嫌悪感を抱く
  • 白い色、四角いものなど、特定のイメージに強いこだわりがある
  • 自身の生活をよくするのみならず、「捨てること」「増やさないこと」を目的としてしまう

言い換えれば、「病的なまでのミニマリスト」というものです。

人のモノを勝手に捨ててしまったり、物を増やさないことを強要したり、周りにも迷惑をかける場合もあります。

これの辛いところは、ご自身も自分で「本当はこうしたいわけじゃないのに…」と苦しみながら、モノを捨て続けてしまったり、白い色で揃えないと…という、一種の強迫性のようなものも感じるところです。

「人生をよくするために」と思って始めたミニマリズムが、ご自身を苦しめ始めている、というのは、とてもしんどい状況だと思います。

もう一度、自分自身のことを見つめ直しながら、「こだわりや執着をゆるめていく」というものが必要になってきます。

当カウンセリング独自の改善法

当カウンセリングでは、3ステップと呼ばれるオリジナルの方法を行って、ご相談に寄り添います。

STEP
ヒアリング

ご相談者様の、お悩みを聞き取る。
「つらい、悲しい、イライラする、不安、不満がある」などの感情を吐き出すのが目的です。

STEP
シンキング

ご相談者様の、今自分に置かれている状況などを詳しく知っていきます。
何が自分にそうさせるのか、どういうときに起こりやすいのか、などを一緒に考えていきます。

STEP
プランニング

ご相談者様の思考の癖、性格、環境などを把握したうえで、一緒に考えながらルールを作成し、生活に取り入れていただきます。
いきなり変わろうとしなくて大丈夫ですよ。ゆっくり、取り入れていきましょう。

自己探求専門カウンセラーの想い

このステップは、わたし自身が悩んだとき、ノートを使って行った「認知行動療法」に近いものです。数年をかけて試行錯誤しました。

現代では、精神科で薬を使ったり、自己啓発などの本を読んだり、論破するようなアドバイスを受けたり…というものが多い気がします。しかし、どれも根本的な解決には至らないのかな、とも感じます。

自己啓発などの本を読んだり、ドラマなどで気を紛らわしても、感情が処理できていないから、「自分を深く知る」という次のステップに進みにくいのです。

だからといって、感情だけ処理できても、その場しのぎにすぎません。また、感情を処理し、自分の思考や癖、性格などを把握しても、実生活にルールとして落とし込まないと、また同じことを繰り返してしまいます。

ですので、この3ステップは、順序もとても大切なんです。

当カウンセリングでは、他人軸から自分軸へ。自己探求を行っていく。というものがテーマです。

他人軸でおられる方は、他人を変えようとしています。

例えば、アルコール依存症の方の、飲酒をどうにか辞めさせようと苦労しています。

飲酒を辞めさせたいと願うことは、間違いではないと思いますが、他人を変えるということは、非常〜〜〜に難しいものなんです。

「他人は変えられない」と聞くと、なんだかがっかりしますよね。

人は誰しもが、「他人を自分の思う通りに動かしたい」と思っているからです。

でも、それは、感謝も、尊敬も、謝罪の心すらも、感じられなくなっていきます。

他人は、誰かのあやつり人形ではないのです。

「自分を変える」というのも難しいことではありますが、決して不可能ではありません。自分は自分でコントロールができるからです。

本当の自由とは、他人を自分の思う通りに操作するのではなくて、自分自身をコントロールし、自分にとって生きやすいように、考えたり、行動していくことを言うのだと思います。

「他人軸思考」は、長いあいだそれが当たり前で癖になっていると、とても凝り固まっていて、ひとりでほぐすのには時間がかかります。

少しずつゆるめながら、いつしか自分軸へ。生きやすい毎日へ。自然と、他人に対して、感謝、尊敬、謝罪の心をもつことができるようになります。人間関係がスムーズになっていくでしょう。

その他ご対応できるもの

こちらに載せたお悩みは、わたしが経験したこと、特に深く勉強したことを主に書いています。

他にも対応できるものはあるかもしれませんので、その場合はお問い合わせしてみてください。